You are learning wabi-sabi in cuisine: you will read the scene it happens in, learn 10 words and phrases, take apart the pattern behind them (aesthetic and philosophical forms: ~からこそ / ~てはじめて / ~ずにはいられない), hear them in a conversation, rehearse them, and finish by saying one thing out loud to be graded.
A tea ceremony and kaiseki at Ippodo Tea in Marunouchi, then a walk through Kiyosumi Garden
丸の内の一保堂茶舗で、茶道の先生・木村さんが一服の抹茶を点てた。使ったのは、金継ぎで修復された古い茶碗。割れた線が金色に光っている。
「この茶碗は三百年前のものです。割れました。しかし、割れたからこそ、金継ぎで新しい命を得ました。不完全だからこそ美しいのです」。木村さんの言葉に、侘び寂びの本質が宿っていた。
「茶を自分で点ててはじめて、この湯加減の難しさがわかります。本で読むだけでは理解できません。体験してはじめて、知識が知恵に変わるのです」
清澄庭園を散歩した。池に映る空、苔むした石、散りかけの桜。すべてが移ろいの中にある。「この景色を見ると、感動せずにはいられません」と木村さんが呟いた。「完璧な庭ではありません。しかし、不完全だからこそ、自然と一つになれるのです」。枯淡の美。静寂の中の豊かさ。言葉を超えた何かが、抹茶の苦味の中にあった。