Languages / Japanese / Level 5 · Unit 5

統合と超越 — Integration and Transcendence

Lesson 145 of 170 · Level 5 of 6All lessons
In this lesson

You are learning integration and transcendence: you will read the scene it happens in, learn 10 words and phrases, take apart the pattern behind them (integration: all c1 forms in synthesis — ~べき / ~ざるを得ない / ~に違いない / ~わけがない / ~こそ / ~にほかならない), hear them in a conversation, rehearse them, and finish by saying one thing out loud to be graded.

The scene

Your final dinner in Tokyo at Nihonryori RyuGin in Roppongi, reflecting on the entire C1 journey

The Last Dinner at RyuGin

六本木の日本料理龍吟。東京での最後の夜。山本征治シェフの料理が一皿ずつ運ばれてくる。二十五のレッスンを経て、今ここに座っている。

最初の一皿。先付。「この美しさは芸術と言っても過言ではない」と思った。いや、芸術を超越している。こうして感動せずにはいられない自分がいる。この感覚は、日本語を学んでこそ得られたものに違いない。

椀物のだしを一口飲む。「だしの味がわかるようになったのは、この旅のおかげだ」と気づいた。てはじめての瞬間が何度もあった。失敗してはじめて、学んだ。苦労してこそ、今がある。

山本シェフが最後に挨拶に来た。「料理の道に終わりなどあるわけがありません。日々精進すべきです。それが料理人の責務にほかなりません」。その言葉は、日本語学習にもそのまま当てはまる。

店を出ると、六本木の夜景が広がっていた。ここまで来たからこそ見える景色がある。しかし、これは到達点ではない。新しい出発点だ。学びは果てしない。そして、果てしないからこそ美しいのだと、今は言えるようになった。