Languages / Japanese / Level 5 · Unit 2

名詞化の極意 — Advanced Nominalization

Lesson 130 of 170 · Level 5 of 6All lessons
In this lesson

You are learning advanced nominalization: you will read the scene it happens in, learn 10 words and phrases, take apart the pattern behind them (advanced nominalization: ~こと / ~もの / ~ところ / ~次第), hear them in a conversation, rehearse them, and finish by saying one thing out loud to be graded.

The scene

A kaiseki philosophy lecture at Kikunoi in Maruyama, Kyoto-born master teaching in Tokyo

The Kaiseki Philosophy

菊乃井の村田吉弘さんは東京の教室で語り始めた。「懐石とは何か。それは季節を食べることです。旬の素材の声を聞くことが、すべての始まりです」

「若い頃、師匠に言われました。『料理とは人を幸せにするものだ。技術を見せるものではない』と。当時は理解できませんでした。しかし三十年経って、やっと悟ったものです」

「皿の上の余白。これは何もないのではありません。今まさに客の想像力が生まれようとしているところです。余白こそが対話の空間なのです」。学生たちは息を飲んだ。

「最後に一つ。懐石が成功するかどうかは、技術ではなく心次第です。心を込めることを忘れた料理人は、どれだけ技術があっても、ある境地には到達できません」。村田さんの言葉は、名詞化の極意そのものだった。ことで概念を作り、もので真理を語り、ところで瞬間を切り取り、次第で条件を示す。日本語の建築術だ。