You are learning the philosophy of washoku: you will read the scene it happens in, learn 10 words and phrases, take apart the pattern behind them (philosophical constructions: ~にほかならない (revisited) / ~こそ / ~てこそ), hear them in a conversation, rehearse them, and finish by saying one thing out loud to be graded.
A private dinner with a Living National Treasure chef at Hyotei in Kyoto, discussing food philosophy with Tokyo learners visiting Kyoto
京都南禅寺の瓢亭。四百年以上の歴史を持つこの料亭で、十五代目当主の高橋英一さんが語り始めた。東京から来た若い料理人たちが耳を傾ける。
「和食の本質は引き算にほかなりません。足すのではなく、削る。素材の味を邪魔するものをすべて取り除く。残ったものこそが真実です」。目の前の椀物——だしと豆腐と三つ葉だけ。しかし、その一口に宇宙がある。
「苦労してこそ、この味がわかります。十年修行してこそ、だしの微妙な違いが聞こえるようになります。聞こえる、と私は言います。味は舌だけで感じるものではない」
「一期一会。この言葉こそが和食の哲学にほかなりません。二度と同じ食事はありません。今この瞬間の季節、天気、客の心。すべてが重なって、この一皿が生まれる」。高橋さんは最後にこう言った。「極めるとは、終わりがないことを知ることです。日々精進。それだけです」。四百年の重みが、静かな言葉に宿っていた。