You are learning the language of news media: you will read the scene it happens in, learn 10 words and phrases, take apart the pattern behind them (報道体 (houdoutai) — journalistic style and passive reporting constructions), hear them in a conversation, rehearse them, and finish by saying one thing out loud to be graded.
A media analysis seminar at Waseda University, dissecting NHK coverage of Tokyo's restaurant scene
早稲田大学のメディア分析ゼミで、教授がNHKスペシャルの録画を流した。「東京の食文化の岐路」と題された番組だ。ナレーターの声が教室に響く。「東京のミシュラン星付きレストランが過去最多の二百三十四店となったと報じられています」
「しかし一方で、老舗の閉店が相次いでいるとのことです。食材費の高騰と後継者不足が経営を圧迫していると見られています。築地で五十年続いた寿司店も、先月閉店したと伝えられました」
教授が映像を止めた。「この報道の構造を分析してください。主語は誰ですか?」学生が答える。「誰でもありません。すべて受動態と伝聞です」。教授は頷いた。「そう。日本の報道は『誰が言ったか』より『何が観察されているか』を重視します」
ゼミの後、神楽坂の老舗フレンチ「ル・マンジュ・トゥー」で食事をした。谷シェフの料理を食べながら思った。メディアが報じる「危機」の裏で、新しい才能が静かに育っているのだと。